春の食材を生かしたヘルシー料理を教えてください

2012/04/12 掲載

ご質問

春の食材がスーパーやコンビニの店頭を飾り始めました。ついつい手がのびますがおいしい食べ方のおすすめってありますか?ダイエット中なのでヘルシーであればなお嬉しいです。また春の食材にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか?


春らしくなってきましたね。ふきのとう、たらの芽、うど、わらび、ぜんまい、新たけのこなど春を感じさせる食材がスーパーの店頭を 賑わせています。 これらの食材は生命力が強く、あくも強いものが多いので調理の仕方には少し注意が必要ですが、旬を感じる事もできておすすめです。 また、独特の苦み成分には抗酸化のあるポリフェノールや、新陳代謝を促進する作用が含まれています。紫外線が多くなる春、新鮮な山菜や、春野菜を時期を逃 さず食べたいですね。

●春の山菜の栄養
低カロリーで、食物繊維、βカロテン、ビタミンCを多く含みます。
食物繊維は、便秘の予防や改善、コレステロールの排泄をうながすなどの多くの効果が期待できます。また、野菜はカリウムを多く含み、血圧低下作用も期待できます。
このほか、春の山菜の特徴でもある苦み成分にもさまざまな働きがあります。
アルカロイドは新陳代謝を促進する作用がありますし、クロロゲン酸などのポリフェノールは活性酸素を除去し、アンチエイジングの効果があります。

●おすすめ調理方法
1.あくを抜き、ゆでて和える
お浸し、ごま和え、酢味噌和えなどさっとゆでて和えます。
ゆで過ぎ、あくの抜き過ぎにならないように注意しましょう。
うるい、菜の花、わらび、せり、ぜんまいなどが向いています。

2.天ぷら
山菜特有の苦みは油と一緒に食べることで食べやすくなります。
たらの芽、ふきのとう、のびる、こしあぶらなどは天ぷらと良く合います。
ただし、揚げ物はカロリーも高くなりますので食べ過ぎには注意しましょう。


3.煮物
あく抜きしてから煮ます。たけのこ、わらび、ふきなどがむいています。

4.生で
薄切りして水にさらして、サラダやあえ物、酢の物に。
うど、せりなど比較的「あく」の少ない山菜にむいています。



●胃腸の弱い方は食べ過ぎに注意!
食物繊維が多く、繊維が硬いものは消化に時間がかかります。胃腸の弱い方は食べ過ぎに注意しましょう。