運動するのに一番良い時間帯はいつ?

2012/04/13 掲載

ご質問

運動不足解消のため、歩数イベントに参加してウォーキングを始めたいと思っていますが、1日の中で運動するのに良い時間帯はありますか?


からだカルテには会員同士で歩数を競う、「歩数イベント」というコンテンツがあります。楽しみながらウォーキングを始められるのは、とても良いチャレンジですね。
ウォーキング、ジョギング、自転車などの有酸素などを行うときに注意点として、食事直後(30分以内)や極端な空腹時は、避けるようにしましょう。食事を すると胃や腸などに大量の血液が必要になってきます。そのため食事の直後に運動を行うと、体内の血液が不足してしまい心臓に負担がかかったり、脇腹が痛く なる原因になります。また、空腹時は血糖値が低下しているため、長時間の運動を行うと、めまいや注意力の低下が起こりやすくなります。また、強い空腹は不 整脈を誘発するとも言われていますので、運動の直前に消化・吸収のよい、少量の甘いものを摂るなどエネルギーを補給します。キャンディーやスポーツドリン クやゼリー飲料などの糖質(できれば果糖類)を少量とりましょう。よく、空腹時に運動をすると脂肪が燃焼しやすくなるといわれています。確かに脂肪を燃焼 しやすい状態ではありますが、空腹時に運動をしてしまうと、運動の後すぐに食事を食べたくなり、食べ過ぎてしまいがちです。有酸素運動の後、30分位は体 脂肪が燃え続けているといわれていますので、この時間は食事をしないほうがよいでしょう。
また、時間帯別に、運動時のポイントをお伝えいたしますので、ご参考ください。

・体が目覚めていないので、激しい運動や長時間の運動は避ける。
・起床後は睡眠中の体内水分の減少により、脱水状態に近くなっていますので、運動前に水分補給や少量の糖分(キャンディーなど)補給を。
・徐々にからだを目覚めさせるように、ウォーミングアップを丁寧に。

昼や夕方

・エネルギー代謝、心肺機能やホルモン分泌が活発な時間帯なので、運動に適している。
・昼休みなどを利用した短時間の運動でも、続けることで効果が期待できる。

・激しい運動は交感神経を活性化させ、睡眠の妨げとなるので避ける。
・最後にゆったりとしたストレッチや体操で終え、体を休めるように終える。
・屋外では、仲間と一緒に行うなど、安全対策も忘れずに!


運動は続けることが一番大切ですので、ご自身の生活パターンのなかで、一番続けやすい時間帯で行うことが一番良いでしょう。
運動のタイミング

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。