特別対談vol.1 最新機器の開発チームが実践している運動習慣は?
2012/07/31 掲載
健康企業タニタのなかでも、最も「からだ」を知り尽くしているエキスパート… それは、カロリズムや体組成計などタニタの最新機器を開発している研究開発チームのメンバーです。
今回の特別対談では、「タニタの研究員が普段実行している運動習慣」にフォーカスしてお届けします。
対談に登場するタニタ研究員のプロフィールはこちら
Q. さて、みなさんは日々「からだ」と「健康」を研究しているわけですが プライベートではどんな健康管理をされていますか?
塩川 : 一番健康的なことしてるのは、深山さんじゃない?
「スカトレ」してるんでしょ?
Q.さっそく聞いたことのない言葉が出てきましたね!最新ワード?!
深山 : 「スカトレ」は「スカイツリーを見に行くトレーニング」です笑
自宅はマンションの1Fだけど、14Fまで階段を登るとスカイツリーがキレイに見えるから
それが結構良い運動になっています。
ストイックだね!
深山 : だから今は1往復が限界です。いずれはもうちょっと…
でも行って帰ってきて5分かからない位。
小澤 : え?!早いね!駆け上がってる?
でもそれスカイツリー見てなくないですか?笑
深山 : そう、ちらっと見て帰っちゃうんです。
今日何色かな~って確認するくらい笑
8月に富士山に登るって決めてから、トレーニングも兼ねてやってます!
小澤 : そういう、目標を立てて運動するのが実は大切なんですよね、
続くし達成感もあるから。
西澤 : 富士山はいいよね~!
いろんなものが吹っ切れる、体もだけど、心に抱えていたものも…笑
Q.みなさん、走ったりされているんですか?
小澤 : わたしは20分位のジョギングをしてます。毎日する時もあれば、週に3回位のときもあるけど。
なかなか時間が取れないけど、時間がないから無理って思わないで、ちょっとでもしたほうが体調が良い。
私はすぐ太っちゃうから。食べたいから走ってます。
一同 : すごいな~。その意識はさすがですね~!
小澤 : プロのアスリートの食事栄養の指導もしているし、セミナーの講師に呼ばれることもあるので、
太ってたら説得力がないじゃないですか笑
西澤 : わかる!他のメンバーも「タニタ社員」だからこそ、太れないプレッシャーはありますよね笑
Q.走ったりしない方は、どうやって運動不足を防いでますか?
西澤 : 私は定期的な運動というよりは、カロリズムで1日の消費カロリーが1900kcalを切らないようにしてます。
夜の11時を超えて1900kcal行ってないときは…バタバタします。家の中を行ったり来たりしたり笑
内山 : バタバタって笑
佐野 : なんで1,900kcalなんですか?
西澤 : 私のからだの場合、ちょうど1900kcalくらいだと、体型も保てててちょうどいいかなって。
2,000kcalまでいくとちょっとやせていくので。
塩川 : そこまで的確にわかってるんだ~
西澤 : 自分の研究のために、毎日自分の体組成計と活動量を測っているので
「はかるのを続ける」と体型が保てることがわかってきたから。
以前、体組成計の電池が切れて測らない期間があったら2kg位ふえちゃって…。
やっぱりわたしはナマケモノだから、数値で確認しないと自己管理できないです笑
体組成計の体脂肪の増減とかを見て気をつけてないと太りやすくなったりしちゃう。
まあ、ちょっと太っても次の1週間で戻すようにしてるけどね。
小澤 : すぐ戻すって大切ですよね~!それがずるずる行くと貯金(脂肪)に…。
いつの間にか多額の貯金になるんだよね。
もとに戻すために一生懸命ダイエットしなきゃいけなくなるから大変です!
だから、ちょっぴりの変化のうちに戻しておくのがポイント。
逆に、ダイエット中に食べ過ぎちゃって、「もうだめだ~!」って思う必要はなくて
1週間以内に調整すれば、ダイエットを諦めることないよね。
Q.みなさんのオフィスは3階ですが、それも階段?
深山 : もちろん!
会社で乗ってる人あんまり見ないよね。
西澤 : お客様には使って頂くけど…階段を使うのが当たり前になってるから。
そういえば社内の中を結構歩いてるかもしれないね。
塩川 : みんな電車では?
小沢 : 席があいてても座らない。姿勢にも気をつけてます。
内山 : 私も、片道4駅分行きも帰りずっと立ってます。
1時間の通勤でも、立っている方が座っている時より50kcal位消費が多いですよね。
西澤 : 私は、電車の中でちょっと意識してつま先立ちしたら、筋肉痛になっちゃうから
そういう時に、私の足のなまり具合を痛感するな~。
小沢 : でも、そういう風に軽い気持ちでやって見ることって大切ですよね。
やらなきゃって思うとツライから、やってみよっかな~くらいの気持ちの方が続くと思う。
深山 : 私は、筋肉痛はからだがなまってる証拠じゃくなくて、
からだが鍛えられた証拠、からだが変わっていく証だって考えてます。
西澤 : ポジティブにね!筋肉ができてるんだ~って考えるんですね。
Q.そういえばみなさん姿勢が良いですよね!
インナーマッスルが鍛えられるから。
内山 : 今姿勢がいいのは、こういう席だからっていうのもありますね笑
西澤 : パソコンの画面の角度を、姿勢を良くした時にちょうど良いくらいに合わせておくと
自然と姿勢が良くなるからしてますね。猫背にならないように。
佐野 : ……私できてないです。いつもパソコンしてる時すごく姿勢悪い。
小沢 : 佐野さんは、パソコンに吸い込まれてる時あるよね笑
塩川 : もしかしたら、モニターを大きくしたほうがちゃんとした姿勢が取れるかもね。
小さいモニターだとどうしても体が近づいちゃうから。
深山 : 私もノートパソコンの時肩こりがひどくなったから、デスクトップにしたら姿勢がよくなったよ!
佐野 : 肩こりがひどいので、これから姿勢には気を付けたいと思います!
小沢 : 実は、私は大学生のころは足がすごくむくんだりしたけど、タニタに入社してから足もむくまなくなりました。
深山 : 私は毎日足が筋肉痛ですけど…
内山 : それは別の理由でしょ!「スカトレ」してるから笑
毎日筋肉痛だったら、回復できてないじゃないですか。筋肉に負荷かけすぎですよ~!
小沢 : 筋肉が破壊されていってるから、たんぱく質摂ってください。
豚肉とかがおススメですよ。
深山 : さすがですね…食べます笑
対談まとめ
研究開発チームのメンバーが、それぞれの性格やライフスタイルにあった運動習慣が身についているようですね。
からだにとって必要な「適度な筋肉の維持」と「エネルギー収支のあった生活」が当たり前のこととして出来ているのは、
いつも「からだをはかること」を研究し続けている、健康企業ならではの、職業病のようなものかもしれません。
それにしても驚かされるのは、良い姿勢と猫背では消費カロリーが60kcal違う…など、
自分たちの日常生活を「消費カロリー」「筋肉」「栄養」などあらゆる面で分析しながら実行・継続しているということ。
ハードな運動をしている人は意外に少なく、共通しているのは、「手軽に実行できること」「続けやすいこと」でした。
やせたいと思われている方は、キツいダイエットを短期的に繰り返すのではなく、
今回の対談にも出てきたような、ちょっと意識を変えるだけで出来る、自分に合った「続けられる運動習慣」を考えてみてはいかがでしょうか?