甘いものを上手にコントロールしよう!

2012/08/26 掲載

ご質問

ダイエット中、甘いものをやめなくてはと思いつつもどうしてもやめられません。
何か良い方法はありますか?


甘いもの イメージ

突然ですが、ダイエット中にしっかりコントロールしたい
3つの「あ」ご存じですか?
正解は「アルコール」「あぶら」、そして「あまいもの」。

甘いものを全くやめてしまうことはとっても難しいこと。
ストレスも溜まりやすく、どこかで限界が来てしまいそうですね。
ですが、やはりダイエット中の甘いものは大敵!

今回は、上手に甘いものをコントロールするポイントをご紹介します!
 

ダイエット中の糖分 

私たちがバランス良い食生活を送り健康に過ごすためには、甘いものに含まれる糖分もある程度は必要なものです。
特に糖分の一種ブドウ糖は、血糖値を一定範囲に維持し、脳やからだを動かすエネルギー源となるもの。

またブドウ糖は脳の快感中枢を刺激して脳内エンドロフィンを分泌させるため、
幸せな気持ちにもさせてくれるのです。

ですが糖分には、その美味しさ故に罪つくりな一面も。
人間が本能的にエネルギーを求めて欲する甘味は、ついつい摂りすぎてしまいやすく
エネルギー過剰を招きやすいのです。

どのくらいなら糖分を摂ってもいいの?

それでは、甘いもの適正摂取量はどれくらいでしょうか?
例えば、運動をあまりしない成人女性の1日の摂取カロリーの目安は1,400~2,000kcal。

タニタの社員食堂

甘いものの前にまず、からだに必要な栄養素をバランス良く摂るために、
朝・昼・夕の3度の食事で「主食」「主菜」「副菜」をしっかり揃えること
が最初のポイント。

この食事の部分だけで通常1,500~2,000kcalに達してしまいます。
栄養バランスばっちりのタニタの社員食堂レシピもやはり1食500kcal前後。

となると、嗜好品として摂る3つの「あ」の許容量は、
1日計200kcal以下が目安となります。


嗜好品からはエネルギーや脂肪・糖分以外の栄養素は期待できず、ダイエット中には控えたいもの。
甘いものがお好きな方は、まずは「アルコール」「あぶら」をしっかり控えた上で
甘いものを200kcal以内にコントロールしていきましょう。

甘いものをコントロールするためのポイント

どうしたら、上手に甘いものをコントロールできるのでしょうか?
いくつかポイントをご紹介いたしましょう!
 

1、食べるなら日中に。
 目安の200kcal以下でも、夜間は活動量が少なく脂肪が蓄えられやすいのでできるだけ避けましょう。
 日中、特に通勤などでからだを動かす少し前に食べることができれば、消費されやすいですね。
 またお昼から夕食までの時間が長い方は、適度に間食することで夕食の食べ過ぎ予防も期待できます。

2、1回の量や回数を決める。
 特に空腹時は食べ過ぎてしまう危険大!
 食べる前にエネルギーなどをチェックして食べる量を決め、食べない分は片づけたりおすそわけして
 食べすぎを予防しましょう!また週単位で頻度や量をコントロールしてみるのもオススメ。

3、ながら食いに注意。
 テレビや読書中の間食は禁物です。せっかくの美味しいものもしっかり味わえず満足感を得にくくなります。
 なるべく家族や友人との団欒タイムに会話とともに楽しんで。
 1人なら美味しいお茶などと一緒にゆっくり味わって満足感を高めましょう。

4、満足感を求めるなら和菓子を選ぶ。
 脂肪分が多く高エネルギーになりがちな洋菓子より、
 低脂肪で比較的低カロリーなものが多い和菓子がオススメです。
 寒天や芋、小豆などが主材料のものを選ぶことで、食物繊維も摂れてよりヘルシーです。
 ちなみに洋菓子でも、ゼリーやシャーベットなどなら比較的安心です。

5、特別な日にはコミュニケーションを大切に。
 記念日やお祝いなどの席では、無理せず可能な範囲でのコントロールを。
 ただし、その前後での地道な調整が重要です。
 「2~3日は甘いものを半分にする」「たくさん歩いて普段より運動量を増やす」
 などができればコントロール上級者!

ダイエット中の甘いものは、食べないことではなく、食べ過ぎないことがポイントです。
甘いものが欲しいけどダイエット中だから・・、と無理に我慢していると、ストレスが溜まって一気に食べてしまって逆効果・・・と言うこともあります。

食べてもいい量を決め、上手にコントロールしてダイエットを楽しく続けて成功させましょう!

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。