Big Breakfast Dietとは?食べるタイミングがダイエットの成否に

2013/09/24 掲載

朝の果物は金、昼の果物は銀、夜の果物は銅」という言い伝えが昔からあります。
これは、果物に含まれる果糖は速やかにエネルギーになる一方で、適量を超えて取りすぎると逆に脂肪を増やすということがあるので、果物は朝いただくことを推奨しているのです。

 

私たちの身体の中には体内時計があり、各臓器には得意に働く時間があります。ですから、食べ物を食べるタイミングは非常に重要だということになります。
詳しくは「時間栄養学を理解して効果的にダイエット」のコラムをご参照ください。

 

ですから食後にその時期旬のフルーツ!であれば、夕食後は少量にして、できれば朝や、間食に回すようにすると良いですね。
果物は一日100~200g程度が適量だといわれています。それぞれに特徴がありますので、こちらのコラムを参考に適正量を楽しむようにして下さい。

 

「朝は王様のように食べる」でやせる?

果物に限らず、1日のうち、同じカロリー摂取量であれば、朝食で多くのカロリーを摂取する方が、肥満解消には効果的であるという研究結果があるのでご紹介します例えば、この研究では1400kcal/1日で設定し、以下の割り振りで実験しています。

 

◆グループ1:朝食 700 kcal、昼食 500 kcal、夕食 200 kcal
◇グループ2:朝食 200 kcal、昼食 500 kcal、夕食 700 kcal

 

これを12週続けたら、朝食に多くカロリー摂取する方が、平均して5 kgも体重の減少に繋がったという結果になりました。インスリン抵抗性や、中性脂肪の値の改善に効果があったとも報告されています。今後、さらに長期的なスパンで研究が続けられていきます。

 

よく、朝食を抜くと逆に太りやすくなると言われます。夕食にその分を食べ過ぎてしまうことにも繋りますし、朝きちんと食べることで代謝のリズムにスイッチを入れて正常化することができると考えられます。
この実験は肥満の方を対象としていますが、安易にダイエットしたいといって朝食を抜いたり、朝にパンだけ食べるとかだと、余計に太りやすくなって悪循環を繰り返すことになりますね。

 

朝は王様のように食べる、が健康的でパフォーマンスにも直結だという研究もたくさんあります。ついつい食べ過ぎ、飲み過ぎてしまうのは、ちょっと注意が必要なようですね。夜は時間栄養学の視点でも、代謝のメインの臓器である肝臓がお休みの時間帯です。負担をかけすぎず、夜は解毒やデトックスの時間にあててあげるとよいですね。

 

日々の体や脳を作るのは、毎日食べている食事ですので、1日をトータルで考えて美味しく健康に食べましょう!

 

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。