自然の風味でリフレッシュ!ハーブティーを楽しもう

2014/09/08 掲載

みなさん、ダイエットは順調ですか?

夜の間食や甘いものがやめられない、とお悩みの方は、 ひとまずお好みのお茶やハーブティーを飲んでみましょう。

胃の中に温かい水分が入るだけで、ちょっとした空腹感なら紛らわしてしまえることもあります。

 

そして、今回特におすすめしたのは、ハーブティー。

自然の風味とさまざまな効能を持つハーブティーは、リフレッシュだけでなくダイエットにも良い効果をもたらしてくれるはずです。

 

ハーブティーのさまざまな効能

ハーブティーは、カロリーゼロでリラックス効果もあるため、それだけで十分ダイエットの見方になる飲み物です。

ですが、それだけではありません。

老廃物の排泄を高めてくれたり便秘解消に役立ったり、からだに嬉しい作用のあるものがたくさんあるのです。

普段飲んでいるお茶やジュースを、上記のようなハーブティーに切り替えてみることで、ぜひ理想のからだに近づけていきましょう。

 

【ダイエットに役立つハーブ】

●ダイエット全般

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
セージ ツヨシ・シネオールなど 整腸、血圧降下、精神安定など 妊娠中・授乳中・高血圧・てんかん治療中の方
フェンネル フラボノイド(ルチン)・カルシウムなど 老廃物の排泄を高める
ステビア ステビオサイド 砂糖の300倍の甘さがあり甘味料となる

●便秘の方向け

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
ペパーミント メントール・フラボノイドなど 血行促進、整腸(腸内ガスの排出しやすくする)
ローズマリー シオネール・ベルベノン・カンファー 胃腸の働きを高める 妊娠中・授乳中・高血圧・てんかん治療中の方
ローズ フラボノイド・ビタミンCなど 整腸、ホルモンバランスを整える 妊娠中の方

●運動後の飲み物として

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
マジョラム テルピネオール・テルピネンなど 炎症を和らげる 長期の使用、妊娠中の方
ローズマリー シオネール・ベルベノン・カンファーなど 疲労回復、筋肉の柔軟性を高める 妊娠中の方、高血圧の方
ラベンダー リナロール・ラバンジュロールなど 傷みや炎症を和らげる 妊娠中の方

 

【その他のお悩み解消に役立つもの】

その他、リフレッシュやアンチエイジングなどに効果的なハーブもあります。

からだの目的に合わせたハーブを選んで、お悩み解消に役立てることもおすすめです。

●花粉症

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
カモミール カミツレエキスなど アレルギー症状を和らげる
ローズ フラボノイド・ビタミンCなど 炎症を抑え、のどの痛みや咳を鎮める
ペパーミント メントール・フラボノイドなど すっきりとした香りが鼻づまりを軽減する

●アンチエイジング

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
ローズヒップ ビタミンC・カルシウム・鉄・ペクチンなど シミやそばかすを防ぐ
ハイビスカス ビタミンC・リンゴ酸・クエン酸など 体内の酸化を防ぐ
カモミール カミツレエキスなど 毛穴の汚れを落としやすくし、肌を引き締める
ポットマリーゴールド カロテン・カロテノイド・フラボノイドなど 皮膚や粘膜を保護し、吹き出物や腫れを抑える

●生理痛

ハーブの種類 含まれる成分 効用 禁忌
マジョラム テルピネオール・テルピネンルなど 血液の流れを促す
ラベンダー リナロール・ラバンジュロールなど 気分を落ち着け、痛みを和らげる 妊娠中の方
カモミール カミツレエキスなど 血液の流れを促し、からだの冷えを和らげる

 

 

【妊娠中や持病をお持ちの方へのご注意】

ハーブティーを飲む前に医師やハーブティーアドバイザーに相談してから飲むようにしましょう。

ハーブの中には薬の効力を変えたり、副作用を引き起こす可能性のあるものもあります。

ブレンドされたティーバッグのものを1杯飲むくらいなら全く心配ありませんが、特定のものを飲み続ける場合は、よく効能や注意事項を良く確認しておくと安心です。

 

ステビアリーフの甘みに注目!

ステビアは人工甘味料の原料としてよく知られていますが、実はハーブの一種です。

ステビアの葉を乾燥させたステビアリーフにももちろん甘みがあり、 お好みのハーブティーにひとつまみ加えるだけで、ほんのり甘いハーブティーを楽しむことができてしまいます。

甘いもの大好き、でも人口甘味料はちょっと心配、という方も、これなら安心ですね。

 

ステビアリーフは市販のお茶パックなどにひとつまみずつ入れて、食品用の乾燥剤と一緒に密閉容器で冷蔵保存しておきましょう。ハーブティーや紅茶などの温かい飲み物の他、煮物などのお料理の甘味料としても利用して、ぜひダイエットにお役立てください。

 

 

いかがでしたか?

ハーブティーは、紅茶や健康食品のお店の他、ギフトやインテリアのお店でも取り扱われています。また、ハーブティーだけを多数揃え、詳しくアドバイスをしてくれるアドバイザーのいる専門店も増えています。

コンビニで気軽に購入できるお茶やジュースのようにはいきませんが、お湯を沸かしながらお気に入りのハーブを用意したり、 香りや色を楽しみながらゆっくりとハーブティーを楽しむ時間は、良い気分転換になるでしょう。

自然の風味でカロリーゼロ、からだに嬉しい効果も期待できるハーブティーを、ぜひダイエットに活用してみてください。

 

参考文献:

育てて楽しむハーブ 塚本有子著

心と体に効くハーブ読本 佐々木薫著

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。