なぜみんな行きたがる?ホノルルマラソンの魅力とは
2014/12/24 掲載
12月の第2日曜日(現地時間)に開催されるホノルルマラソン。マラソンやスポーツにそれほど興味がないという方も、一度は耳にした事があるというくらい有名なマラソン大会です。今年2度目の参加をした私(決して走るの速くないです(*_*))がこれまでの少ない経験ではありますが、初フルマラソンでホノルルマラソンに挑戦し、再チャレンジする過程で感じたホノルルマラソンの魅力ついて書いてみたいと思います。
魅力その1 制限時間がない
ホノルルマラソンを初フルマラソンに選んだ理由、それはズバリ「制限時間がないこと」でした。
走るのが速くない、そして、強い意志にも自信がない私にとって最大の魅力はがんばってゴールする意思さえあれば、いつまでも待ってもらえるというのは大きな安心感につながります。
実際、2014年の速報値では、45%以上のランナーが6時間以上のタイムでゴールしていて、
同規模の東京マラソン2014年で16.5%と比べるといかにゆっくりペースのランナーが多いか
実感いただけると思います。ちなみに最終のゴールは14時間21分16秒という結果でした。
ほとんどのフルマラソンレースは制限時間が設けられており、5時間から6時間という大会が
多いことからもプレッシャーなく自分のペースで楽しみながら参加できます。
魅力その2 にぎやかで楽しい雰囲気と沿道の声援の温かさ
ホノルルマラソンは1973年に第1回大会が行われ、2014年で第42回大会という歴史あるマラソン大会です。
今回、現地でお会いした方に伺ったところ、当初は参加者も少なく、現在のように何万人という規模で開催できるようになるまでには、市民のみなさんのコツコツとしたバックアップがあったそうです。
第42回大会の参加者は3万人、内日本国籍の方の参加は1万3千人あまり、
(スタート時アナウンスより)という大規模な大会になっています。
老若男女、そして、グループ、個人、ツアーと様々な参加形態での参加者が多いのも特徴の一つではないでしょうか。
ツアーでの参加の方が多いので、沿道ではツアーやスポーツクラブなどのチームごとの応援ももちろん多いのですが、所属している人以外にもすべての人に温かく声援を送ってくれるのが本当にうれしく、力になりました。
ボランティアスタッフの方々のサポートも素晴らしく、給水、沿道の誘導や応援隊もあちこちにありますし、私設の給水、給食もバラエティ豊か。
フルーツやチョコレートだけでなく、ホームメイドのクッキーやブラウニーをふるまってくれる
お宅もあるんです。
なかには定番でビールを提供してくれるところも・・(こちらはゴールしてからがオススメですが)
魅力その3 ロケーションの素晴らしさ
スタート地点のアラモアナ公園からダウンタウン方面、ワイキキビーチのすぐわきのカラカウア通りを経由してダイヤモンドヘッド、カハラの高級別荘地域、
ハイウェイからハワイカイを周り、ハイウェイ経由でゴールはカピオラニ公園です。
スタートの5時はまだ真っ暗で、ダウンタウンのきれいなイルミネーション、
ダイヤモンドヘッド付近では日の出、帰りのダイヤモンドヘッドから見る海は
疲れた体に元気をくれます。気温が高く疲れやすい部分もありますが、
ハワイの軽い空気は本当に魅力的です。
2014年の大会ではスタート地点からゴール付近まで雨、風ともに
すごかったのですがところどころで見られる虹に元気をもらいました。
魅力その4 完走のごほうび
完走した人には貝でできたレイ、完走メダルとともに完走Tシャツがいただけます。
翌朝のホノルル市街はあちこちで完走Tシャツ姿の人があふれ、妙な連帯感があります。私はトロリーバスで移動中にコワモテお兄さんが大きなオートバイに乗りながら完走Tシャツを着ているのを発見。なんともほのぼのした気分になりました。
お金では買えない完走Tシャツ。デザインや色も毎年変わり、コレクションしている人も多いようです。
ゴールエリアではツアーのテントでの様々なサービスもありますが、全参加者にフードや記念撮影のサービスもあります。完走後のマラサダのおいしさは言葉では言い表せません。
ジョギングやランニングを始められた方、これから始めようかな・・と思っていらっしゃる方、時間や予算の都合もあると思いますが、他のゼイタクをガマンしてでも参加する意味、あると思いますよ。
参考URL
http://www.honolulumarathon.org/
http://live.pseresults.com/e/134#/results