食事から夏のダメージをケアしよう!

2012/04/05 掲載

からだは、夏の暑さや紫外線、空調による乾燥などで様々なダメージを受けています。そんなときに必要なのは、休養と栄養! ダメージを受けたからだを癒して、元気に夏を楽しみましょう。

まずは、どんなダメージを受けているかチェックしてみましょう。
●紫外線による肌、髪へのダメージが気になる
●外気と空調の利いた室内との温度差で、肌や胃腸が不調
●冷たいビールが美味しく、飲みすぎて胃腸が弱っている
●よく眠れず、朝すっきり起きられない

当てはまる項目があった方は、『MVP』で栄養補給して元気を回復しましょう!

■M:ミネラル
■V:ビタミン
■P:プロテイン(たんぱく質)

アスリートだけでなく、ビジネスマンのみなさん、美を追求するみなさんも『MVP』を意識した食事で、
夏の暑さに負けないからだをつくりましょう。

M:ミネラル

髪や、爪の美しさを保つために必要なミネラルは、亜鉛と鉄です。

亜鉛は、たんぱく質合成の際に欠かせないミネラルで、新陳代謝を活発にします。
かき、レバー、納豆、うなぎ、牛肉、ラム肉、ナッツ類などに多く含まれます。

鉄は、体の隅々まで酸素や栄養素を運ぶヘモグロビンの材料となるミネラルで、 不足すると髪や爪がもろくなるため、髪が抜けやすくなったり、爪が割れたりします。
レバーや、牛肉、かつお、あさり、ひじき、がんもどき、ほうれん草、納豆などに 多く含まれます。

どちらも、不足しないよう意識して取りたい栄養素です。

 

V:ビタミン

夏のダメージ回復のためには、ビタミンB群とビタミンCがオススメです! どちらも水溶性ビタミンなので、過剰に摂りすぎる心配はありません。 ビタミンB群は、たんぱく質と併せて補給できる食材が多いので、効率的に賢く 選んで摂ると良いでしょう。



 

P:プロテイン(たんぱく質)

美容やダイエットだけでなく、健康づくりのためにも欠かせない「たんぱく質」 ・・・というのも、私たちのからだの内臓、筋肉、皮膚、髪など、重要な組織はすべてたんぱく質からできています。

たんぱく質は、20種類のアミノ酸から構成され、 必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸11種類があります。必須アミノ酸は体内で 合成されないものなので、常に食事で外から補う必要があります。

〔体の組織をつくる〕 
● 皮膚に弾力を与える、コラーゲンやエラスチンの主成分・・・グリシン、アラニン、プロリン
● 髪・爪を作るケラチンの主成分・・・シスチン

〔体の機能を調節する〕
● アルコール代謝を早める・・・アラニン、グルタミン
● 寝つきの改善・・・セリン
● 肝機能に重要な関わりを持つ・・・グルタミン酸

どちらも、不足しないよう意識して取りたい栄養素です。 20種類のアミノ酸はそれぞれ違った働きがあり、ひとつでも不足すると充分な機能を発揮してくれません。 1種類の食品ばかり食べては、大事なアミノ酸は充分には摂れないため、たんぱく源の肉、魚、乳、大豆、卵などを、バランス良く摂りましょう。

夏の暑さでダメージを受けた体を修復するためにも、 効率の良い栄養補給は必要不可欠! 日頃お忙しくて中々、食生活を改善できない方も週末や夏休みを活用してリフレッシュしましょう! ダメージをケアして、楽しい夏をお過ごしください。

 

※本コラムに記載されている情報は掲載日時点のものです。このため、時間の経過あるいは後発的なさまざまな事象によって、内容が予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。