意外に知らない?!きのこの魅力
2012/04/05 掲載
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低カロリーで、ミネラルやビタミン、食物繊維が豊富なきのこ類! たっぷりと摂りたい食材の一つです。 タニタ社員食堂でも頻繁に登場するきのこ類は、 生活習慣病を予防したい男性にも、美容を追求する女性にも、 成長過程のお子様にもぴったり!
そこで、きのこの特徴と、意外に知らないきのこの種類による 栄養価の違いをご紹介します。
きのこを食べるとどんな効果がある?
からだに良いと言われているきのこですが、どんな栄養素と効果があるのでしょうか。
◆ビタミンD
・筋肉増強…筋肉を元気に働く筋肉にする。肥大した脂肪細胞を監視する役割があり、正常な脂肪細胞にする。
・カルシウムの吸収を助ける。
・肥満予防、ガン予防、骨粗しょう症予防効果がある。
ビタミンDは脂溶性ビタミンなので、油と一緒に摂ると吸収率が高まります。
◆食物繊維
・コレステロールを下げ、動脈硬化、高血圧を予防する。
・大腸がん、便秘を予防する。
よく食べられるきのこの種類と特徴
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【しいたけ】
筋肉、骨を丈夫にするビタミンDのもとになるエスゴステリンを豊富に含んでいます。 ビタミンDはカルシウムの吸収をアップし、骨粗しょう症の緩和と予防に有効です。 また、抗ウイルス性物質βグルカンや脳の老化予防効果のあるグルタミン酸も含んでいます。 紫外線を浴びたしいたけはビタミンDが増えるため、料理には 干ししいたけを活用するのも良いでしょう。
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【まいたけ】
βグルカンという多糖類を豊富に含み、免疫機能を回復させガン細胞の増殖を抑える 働きがあります。まいたけはこの効力が群を抜いて強く、βグルカンは食物繊維と 同じように腸をきれいにする効果があるため、大腸がんの予防にも役立ちます。 ビタミンDも豊富に含みカルシウムの吸収を助け、骨や歯を丈夫にします。
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【えのきたけ】
ギャバという成分が豊富に含まれています。これは、神経の興奮を鎮め腎臓や肝臓の 働きを活発にする働きがあり、血圧や神経の安定に役立ちます。また、疲労回復に 効果のあるビタミンB1の含有量はきのこ類の中でもトップクラスです。
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【しめじ】
カルシウムの吸収を助けるビタミンDや、代謝アップに役立つビタミンB1、ビタミンB2、 ナイアシンなどを含みます。不足しがちな必須アミノ酸、リジンが多く含まれています。
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【マッシュルーム】
ビタミンB2、カリウム、食物繊維が豊富。うまみ成分であるグルタミン酸も多く含まれ、 味が良いのも特徴です。
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【まつたけ】
秋の味覚の王様。あの香りをつくるマツタケオールや桂皮酸メチルには食欲増進、 消化酵素の分泌を促す作用と同時に、ガン予防に効果があるといわれています。 他のきのこと比べて、食物繊維や鉄分をより多く含んでいます。
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【エリンギ】
歯ざわりの良さが特徴。食物繊維が豊富で、生活習慣病予防に効果的です。 カリウムや、ビタミンB2も豊富。高血圧の予防や、ガンの発生に関わる活性酵素の 働きを抑えるといわれています。
くせがないので、炊き込みご飯、リゾット、スープ、グラタン、ピザ、炒め物、 煮物、和え物など どんな料理にも活用できるのがきのこの良さです! 生のものはすぐに鮮度が落ちるので、乾物(干ししいたけ、きくらげ)の活用や、 適当な大きさに切って冷凍するのも良いでしょう。
ぬめりのあるきのこは、 少量の塩を入れた湯でさっとゆでてから冷凍すると、うまみ成分が出やすくなり、おいしくいただけます。
いろんな料理にきのこを取り入れて、楽しんでみてください。