体組成計で筋肉占い?部位別筋肉量からわかること
2012/03/28 掲載
スポーツ観戦やスポーツニュースで、アスリートの筋肉量の多さに驚くことがありませんか?鍛えられた筋肉はまさに努力の賜物!すばらしいですね!
ところでスポーツ種目が違うことで、『体つき』が違うと感じたことはありますか?そう感じたことがある方は、体組成を見る目がある!?かもしれません。そう、アスリートは種目によって体組成に特徴があるのです。今回は、種目による体組成の特徴についてご紹介します!タニタでは、これまで多くのアスリートの方々にご協力いただき左右の手脚部、体幹ごとに体脂肪や筋肉量などの体組成測定データを収集してきました。それらの測定データの中から、陸上長距離、サッカー、テニス、野球、それぞれのアスリートの体の違いにせまります。(各結果は平均値です)
上半身に筋肉が多いアスリート、下半身に筋肉が多いアスリート
まず、上半身(腕・体幹部)と下半身(脚部)それぞれが、全身の筋肉量に占める割合(%)をみたところ、下半身の筋肉量が占める割合が高い 『下半身型』のトップは長距離選手、次にサッカー選手でした。どちらも『脚』を使う種目ですよね。
上半身の筋肉量が占める割合が高い『上半身型』はトップは野球選手、次にテニス選手でした。ボールを操る『腕』を日々使った結果ですね。
筋肉の左右バランスで筋肉占い?!
さて、実際に経験されたことがある方はおわかりかと思います。これらのスポーツでは、左右どちらかの脚や腕を使い続けていますよね。それが筋肉量の左右差としての体組成結果に現れることがあります。
○脚の左右筋肉量
脚の左右筋肉量の差は、サッカー選手の差が最も多くなりました。
約0.2kg(200g)の左右差ということは、ステーキ1枚分ということになります!
サッカー選手の場合、利き脚が太いのかな?と思っていたのですが必ずしもそうでなく、「ボールを蹴る脚の筋肉量が多い選手」と「蹴る脚を支える反対の脚の筋肉量が多い選手」がいました。
○腕の左右筋肉量
腕の筋肉量の左右差は、利き腕でラケットを持っているテニス選手が多いという結果になりました。
測定のときに、『テニスのご経験がありますか?』なんて筋肉占い!?をできてしまい、驚かれますが、スポーツ習慣は体組成データにしっかりと現れているのです。
またさらに、スポーツをしていなくても、右利きの人は右腕の筋肉量が左腕よりも発達していることが多く、筋肉量の左右差により利き腕を当てることもできます。これも、毎日利き腕でいろいろな動作をしている積み重ねです。
部位別の筋肉量をはかろう
タニタでは、体組成計を使ってアスリートの方々のサポートをさせていただいています。
けがをした脚の筋肉量が減って落ち込んでいた選手が、一生懸命リハビリをして測定結果から、筋肉量が戻ったことがわかったときの『よっしゃ!!』という言葉を聞くたびに、 部位別に筋肉量が測れることってすごい!と実感します。
左右の手脚部、体幹部ごとに体脂肪率や筋肉量が測定できる体組成計をお使いの際は、体重、体脂肪だけでなく、筋肉量や筋肉の左右バランスもチェックしてみてはいかがでしょうか☆
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